レーシック手術にはメリットもあればデメリットもある。

リスクやデメリット

レーシック手術は、視力の低下によって仕事などで不都合を感じていたり、悩まれていた方、長年強度の近視や乱視により眼鏡やコンタクトなどで不自由を感じていた方にとっては、まさに待望の視力矯正のように感じられると思います。
アメリカでは、日本とは比べ物にならないほど多くのレーシック手術例があり、多くの人がレーシックによって視力を取戻しているようです。
症例こそまだ少ないようですが、それは日本でも同様で、レーシックによりクリアな視界を取戻し喜んでいる人も多く、特にスポーツ選手や有名人にもレーシック手術を受け、活躍されている人も多いようです。

 

そんなレーシック手術ですが、もちろんすべてにおいて万能な視力矯正手術では、ない、ということも認識しておかなければいけません。
新しい技術なだけに、レーシックにもメリットもあればデメリットもあります。

 

インターネットで調べてみると
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』のページにレーシックの欠点が掲載されておりました。
大変参考になると思いますので、一部掲載させていただきます。

 

欠点
・低いとはいえ、他の手術同様、失敗、術後合併症等のリスクがゼロではない。
・希望する全員が受けられる手術ではない。
 (角膜厚が足りない、合併症がある等で適応できない人がいる。)
・まだ歴史が浅いため、長期に渡る安全性が確立されていない。
・コントラスト感度が低下することがある。
・術後一過性にハロ・グレアが出現する。
・ドライアイになることがある。
・眼圧が術後実際の値よりも過小評価される(手術前よりも低下する)ため、眼圧検査時はレーシックを受けたことを申告する必要がある。
・裸眼視力(眼鏡やコンタクトレンズを使用しないときの視力)はほぼ間違いなく向上するが、矯正視力(眼鏡やコンタクトレンズを使用したときの視力)はかえって低下することがある。
・角膜を削り過ぎると遠視になり、これを再度修正することは困難である。
・角膜中心部の曲率しか変わらないので、夜間瞳孔が開くと角膜周辺部の術前と変わらぬ曲率をもつ部分を通った光線が網膜に到達するようになり、二重像を生じることがある。
・近視の進行する10代などの若いうちは手術が受けられない(ただし18歳以降なら可能)。
・航空身体検査基準に不適合となる(日本の航空各社の場合パイロットになれない)など、一定以上の視力を必要とする職業において、レーシックでの回復を認めていない場合がある。
・白内障手術の際、眼内レンズの度数ずれをおこすことがある。

 

※出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より

 

まず、リスクとしてあげられるものに、レーシック手術を受けたからといって、必ず思うような視力回復をしない場合もあるということです。
レーシック手術により得られる効果は、患者さんの個々の眼の状態などの違いがあるためすべてにおいて同じ結果にはなるとは限らないということです。
しかも、どの程度の回復ができるかのということが、施術前に全てわかるということではなく、結局最終的な効果が手術をしてみないとわからないというのが現状のようです。
ですから、レーシック手術におけるデメリットについて、クリニックで納得がいくまで確認し、考えられるリスクを理解したうえでレーシックを受けるかどうかを決めることがとても大切なことです。