メタボリック症候群とストレス

現代社会では人は生活するうえで様々なストレスにさらされており、そのためよくストレス社会とも言われますが、このストレスもメタボリック症候群と深く関わっているようです。

ストレスというのは適度であれば脳の刺激になり、必ずしも全て悪いというものではないようですが、それが過度なストレスのばあいに身体に様々な悪影響を及ぼします。
例えば、ストレスの影響を受けた脳が食欲中枢の働きをうまくできなくなることなどもそのひとつです。
過度なストレス状態が続くことで精神的にもイライラし、またその発散方法として暴飲暴食などが続くことで、肥満やメタボリック症候群といった生活習慣病の危険性も高まってしまいます。

ストレスによる飲酒の量の増加やたばこなどの喫煙本数が増えたり睡眠不足になってしまったりと、メタボリック症候群の原因となる不規則で不健康な生活につながりやすくなってしまいます。

またそういった状況に置かれた体を守ろうと脳が働き、血液中のコレステロール濃度が高くなることで血液をドロドロの状態になってしまいます。血液がドロドロの状態では、高血圧や脂質異常を起こしやすくするため、メタボリック症候群の危険性が高まってしまうことにつながります。

そのためストレスは早く解消することが大切で、できるだけため込まないようにすることが大切です。
また、ストレスの原因となる悩みがあり自分一人では解決できないという場合には、身近で信頼できる人に相談したり専門の診断なりで早めに解決することも大切です。

ストレスの解消には、そのストレスとなる原因を良く理解しそれに対する解消方法を見つけることが一番です。
またストレス解消法としては、メタボリック症候群に限らず、やはり適度な運動による発散方法は健康面でもお勧めです。
体を動かすことに集中し、ストレスの原因から一時離れて気持良く汗を流すことで、発散と同時に内臓脂肪の燃焼でメタボリック症候群の対策にもなるというものです。

運動以外でも旅行やカラオケ、また趣味などで自分の好きなことを楽しむこともよい方法です。

この記事のタグ

関連ニュース

▲このページのトップへ